お久しぶりです。
S12お疲れ様でした。
【構築経緯】
技構成が「10万ボルト(Z)・めざパ氷・瞑想・蜻蛉返り」である「カプ・コケコ」の初手性能と詰め性能に着目し、瞑想コケコを通すことをコンセプトとして構築を組み始めた。
まず、初手で対面することの多い「ミミッキュ・ゲッコウガ・テテフ・キノガッサ」に対して蜻蛉返りから受け出すポケモンとして「ギルガルド」を採用した。
つぎに、コケコガルドに一貫する地面技を無効にできるメガ枠として「ボーマンダ」を採用し、「コケコマンダガルド」をパーティーの基本選出とした。
さらに、起点回避と起点作成ができる電気無効枠として「カバルドン」を採用した。
そして、「リザードン・ウルガモス・ギャラドス・アーゴヨン」のような積みポケモンへの対策として「ゲッコウガ」を採用した。
最後に、コケコと合わせることでZ枠を消費せずに受け構築を崩すことができる「ホルード」を採用して構築が完成した。
環境に多い地面枠は「カバルドン・霊獣ランドロス・グライオン」の3体だが、上記の瞑想コケコではカバルドンに対する解答がなく、裏のマンダガルドもカバルドンに隙を見せやすいため、カバルドン入りに対してコケコマンダガルド選出できないことが課題となっていた。
はじめは、ハイパーボイス搭載の特殊ボーマンダでカバルドンを対処していたが、火力と素早さ上昇技がないせいで詰め切れない試合が多く、基本選出のパワーを下げてしまっていた。
その問題を解決するために、従来の竜舞羽マンダの詰め性能をもちながらコケコと合わせてカバルドンを処理することができる「A特化捨て身メガボーマンダ」に着目した。
捨て身タックルを採用することにより
1. コケコの蜻蛉返り+捨て身タックル2発
H215B187のB特化カバルドンが91.8%落ち
2. コケコの蜻蛉返り+捨て身タックル+コケコのC+1めざパ氷
H215B187D93のB特化カバルドンが97.0%落ち
H212B171D110のテンプレカバルドンが94.4%落ち
以上2つの処理ルートを設けることができ、ボーマンダの汎用性を下げずにカバルドン入りに対してコケコマンダガルド選出ができるようになった。
従来のカバマンダ構築のマンダより耐久が低く、反動でHPも削れてしまうため繊細な立ち回りが求められるが、慣れてしまえば特に気にならず、むしろ火力の高さに助けられることが多かった。
構築の完成度には非常に満足しているが、ストッパー枠のゲッコウガと崩し枠のホルードに関しては環境に合わせて変更していく必要があると考えている。
【個別紹介】
カバルドン@フィラの実
腕白 砂起こし
212(228)-132-171(140)-x-110(140)-67
地震・ステルスロック・欠伸・吹き飛ばし
【HP】
4n
【防御】
A143ミミッキュのA+2ミミZを確定耐え
A156ミミッキュのA+2ミミZを8/16(50.0%)耐え
【特防】
C179アーゴヨンの流星群Zを確定耐え
C147コケコの眼鏡草結びを15/16(93.8%)耐え
C222ギルガルドのシャドボZを14/16(87.5%)耐え
調整はカバマンダのテンプレ。
ミミマンダゴーリとバトン構築に切り返す際や、ステロを撒かないと崩せない並びに選出する。
ボーマンダ@メガ石
意地っ張り 威嚇
170-205(252)-100-x-101(4)-152(252) ※メガ前
捨て身タックル・地震・竜の舞・羽休め
宇宙を見せる本構築の主軸。
瞬間火力と詰め性能を両立できる最強ポケモン。
メガバシャのフレドラ耐えミミッキュを75%で飛ばせる宇宙火力。
ギルガルド@食べ残し
冷静 バトルスイッチ
165(236)-71(4)-172(12)-105(204)-177(52)-72 ※シールド時
シャドーボール・毒々・影打ち・キングシールド
【防御】
A156ミミッキュのシャドクロZを14/16(87.5%)耐え
A216霊獣ランドの地震を14/16(87.5%)耐え
A207フェローチェのA+1珠ドリルライナーを14/16(87.5%)耐え
【特攻】
H155D126ミミッキュをシャドボで確定落ち
H145D136テテフをシャドボで15/16(93.8%)落ち
H148B93D94アーゴヨンをシャドボ+影打ちで251/256(98.0%)落ち
【特防】
C172火ロトムのオバヒを14/16(87.5%)耐え
C161レヒレのC+1ドロポンZを14/16(87.5%)耐え
C155ゲッコウガの悪波を残飯2回込み243/256(94.9%)で2耐え
カバナットカグヤを無理やり削るために冷静で採用。
ミミッキュやゲッコウガに対してコケコの蜻蛉から繋ぐことが多い。
ほとんどの構築に選出できるが、崩しの起点になることも多いため慎重な立ち回りが求められる。
カプ・コケコ@デンキZ
臆病 エレキメイカー
147(12)-121-107(12)-132(132)-108(100)-200(252)
10万ボルト・めざパ氷・瞑想・蜻蛉返り
【特攻】
H155D126ミミッキュをEF下10万Zで15/16(93.8%)落ち
H177D139グライオンをC+2めざパ氷で14/16(87.5%)落ち
【特防】
DL対策
C182ヒードランのオバヒを15/16(93.8%)耐え
【素早さ】
最速
構築の組み始め。
マンダで地面を削ってこのポケモンを通すことを心がける。
ボルトチェンジを打ちたい場面は多いが、カバをマンダ圏内に入れるために蜻蛉返りが必須。
ゲッコウガ@拘りスカーフ
せっかち 変幻自在
147-140(196)-78-131(60)-91-191(252)
冷凍ビーム・悪の波動・岩石封じ・蜻蛉返り
【攻撃】
H185B102ウルガモスを岩石封じで確定落ち
H175B112メガリザYを岩石封じで15/16(93.8%)落ち
H153B132メガリザXを岩石封じ2発で240/256(93.8%)落ち
【特攻】
H148D94アーゴヨンを冷凍ビームで13/16(81.3%)落ち
【素早さ】
最速
ストッパーとして採用した要検討枠。
リザウルガ、ギャラアゴ、カバマンダミラーを立ち回りで誤魔化せるのであれば、激流水Zにした方が構築のパワーは上がる。
ホルード@気合の襷
意地っ張り 力持ち
160-118(252)-97-x-98(4)-130(252)
地震・冷凍パンチ・雷パンチ・叩き落とす
受けループやポリグライを意識した最強の崩しポケモン。
エレキフィールドと合わせてヤドランムドーを突破でき、ポリの輝石を叩くことによりポリグライに対してマンダを通せるようになる。
持ち物は基本的に打ち分けができれば何でもよいが、低速パ以外にも選出できるように気合の襷を持たせた。
【結果】
最高最終 : 2121
最終順位 : 21位